アニメ制作会社に転職し、ちょっとうれしかったことPart2
嬉しかったことといえば、会社内に余っているグッズをタダで貰えるということですね!!( ゚∀゚ )
これは人によっては相当嬉しいことかと思います。
大抵グッズ置き場という物があり、ダンボールの中に大量のグッズが入っています。
キーホルダーや缶バッチが多いのですが、たまにTシャツやパーカーがあったりして、
そういうのをゲットできたときはアタリですね。
特にパーカーは仕事中に着ることもできるので、寒い時期は重宝します(´・ω・`)
1万円とかするようなタペストリーがあったときは、流石に恐れ多くて手が出なかったですね。。
これはアニメーターの方とかが入手すべきだと思いまして(;´Д`)
これすべてのアニメ制作会社で同様なんでしょうかね?
私が勤めた会社は社内に商品企画部があったので、たまたまグッズを放出していた可能性もありますので。。。
もしアニメ会社勤務の人がご覧になったら、教えていただけると嬉しいですね。
このグッズ放出、一見最高に見えるのですが、ちょっとした問題も発生します。
お気づきかもしれませんが、グッズをメルカリ等に横流しする行為です。。。(;´Д`)
そりゃ儲かりますからね、やっちゃう人もいますよね。
たまにグッズ置き場からグッズがごっそり無くなっていたりして、後日「売るな!」っていう注意書きが付いていたりします。
実際社内で問題になったりしたので。
こういうのダメゼッタイ('ω'乂)ダメー
アニメ制作会社に転職し、ちょっとうれしかったこと
色々と嬉しかったことはあるのですが、
その一つはアニメのエンディングクレジットに名前が載ることですね!
会社によっては在籍○年以上じゃないと管理部の人間は載せないなんてこともあるそうですが、幸いなことに私が勤務している会社ではすぐに載せてもらえました。
初めて自分の名前がエンディングに載ったときは、しっかり写真に収め、家族や知り合いに自慢したものです( ˘ω˘)
しかも!自分が大好きだった漫画原作のアニメだったので嬉しさも倍増。
アニメの制作会社に転職する際の利点の一つはこれだと言えるかもしれないですね。
まあ、アニメに興味のない人ですと全く意味ないでしょうが(´・ω・`)
海外のスタッフまとめサイト?でも名前検索でヒットするようになったので、
今後作品数が増えていくと、そこに記載される作品も増えてくるので楽しみです₍₍(ง 'ヮ' )ว⁾⁾
アニメ制作会社に転職し、働くということPart3
仕事中は、みんな基本的にイヤホンをしています。
クリエーターの人はもちろんですが、制作進行の人も基本的に電話してるとき以外はイヤホンをつけています。
見てるのはYou TubeだったりNetflixだったり。
最近だとめちゃくちゃ偉い作画監督の人とかがVtuberの動画を見ていたりして、ちょっとびっくりすることもありますw
会社でその部分を禁止していないため、管理部の人も音楽を聞きながら仕事が出来ます。
電話がかかってきたときや、話しかけられたときのために片耳は空けておきますが。。。
あと忙しくないときはみんな和気あいあいと雑談に励んでいます。
最近のアニメやゲームの話であったり、休日にみんなで遊びに行こうと計画していたり。
良くも悪くも社内は部活動や、大学のサークル見たいな雰囲気です。
私も今度会社でスマホゲーをみんなでやろうと、最近誘われたりしました。
ゆるゆるのルーズな体質の会社が多い業界ですので、それが肌に合わないって人も多くいると思います。
ただ、業界トップクラスのアニメ制作会社とかですと、中身もガチガチだったりするのかもしてません。
また、アニメ制作会社は割といくつかの拠点を抱えており、○○スタジオと読んで点在していることが多いです。
その場合ですと、各スタジオの雰囲気は本社とは全く異なることが多いです。
各スタジオのトップであるプロデューサーの影響を色濃く受けたスタジオになるので、たまに合わないという理由で配置転換をお願いする人もいますね。
しーんとした雰囲気の中で仕事をしているスタジオもあったりするので、たまに顔を出すと面食らったりしますw
アニメ制作会社に転職し、働くということPart2
繁忙期と言うものがありますよね。
一般的な会社ですと月末や、年末、年度末なんかがそれに該当すると思います。
アニメの制作会社では、そういった一般的な繁忙期は該当しません。
ではいつが繁忙期なのか・・・。
それはもちろんアニメの放送前から放送中が最大の繁忙期です。
アニメは1クール12話を作成するのに、基本的に2~3年くらいかかります。
最初の頃は企画の段階で、プロデューサーだったり、監督、脚本家、演出家、設定制作といったメンバーが、日々会議を行い、設定や予算について話し合っています。
放送の1年から半年くらい前になると、各話数が始動する頃で、制作進行のメンバーが各話を担当し、脚本演出に従って、クリエーターの方に発注を行っていきます。
と書きはしましたが、大体そんな感じで、詳細になると全然わからないです(´・ω・`)
制作チームにいたことが無いので・・・
ちなみに30分のアニメ1話分を作成する期間は1~3ヶ月くらいです。
1話は3ヶ月くらいで制作し、最終話近くなると1ヶ月くらいで完成!なんて話はよくあります。
この、各話制作スタートからが繁忙期のスタートです。
この時期になると話数担当の制作は地獄のようなスケジュールで仕事をしています。
夜仕事終わりに見かけた制作が、翌朝出社した際にまだ仕事してるなんてことはよくあります。会議室や倉庫で寝ている人も多いです。
1話や2話担当だとまだそんなことは無いと思うのですが、終盤の話数担当ですとそういったことは頻繁に起こります。
終盤の話数製作中には、大体アニメはスタートしていますからね。もうあとが無いのです。
こういった地獄の繁忙期はトラブルも多々発生します。
クリエーターからの納品が来なかったり、海外から上がってきた納品物の出来が悪かったり・・・
他には作画さんが書いた絵が入っているカット袋を紛失したり・・・(;´Д`)
びっくりエピソードとして、私の知り合いのアニメーターの方が、たまたま自分の家の前でカット袋を拾ったそうなのですが、その中に入っていたのは別会社の来週放送されるアニメ話数のカットだったとか・・・
その会社に連絡して回収してもらったらしいのですが、それがなかったから確実に放送延期でしたね(;´Д`)
他に起こるトラブルとしては、話数担当の制作進行がいなくなるトラブル・・・
そうです、消えるのです・・・
このトラブルもよく?起こるのですが、突然引き継ぎなく消えるので、現場は大混乱になります(;´Д`)
他にもトラブルはいっぱいあるのですが、そういった様々な障害を乗り越え放送が終了した暁には、チーム全員が長期の休暇に入ります。
長期と言っても長くて1ヶ月くらいですが、そのくらいの間、社内から10名ほど人が消えます。
10名?少ない!と思われるかもしれませんが、クリエーターの人たちは基本休みません。
彼らは出来高の契約のため、常に仕事をしていないと収入がなくなっちゃうのです(´・ω・`)
なので休みに入るのは、プロデューサー、デスク、制作進行のメンバーだけです。
大きな会社ですと他に数チームいて、1チームのアニメが終わると次のチームのアニメが放送開始したり、裏で劇場ものを作っていたり、ゲームのOPやスマホゲーのムービー、ミュージックビデオを作っていたりなどなど・・・
会社としては1年中繁忙期と言えるかもしれません。
アニメ会社は経営体質上、常に作品を動かしていないと経営が成り立たないのです(´・ω・`)
アニメ制作会社に転職し、働くということ
今回はアニメ制作会社の大まかな概要?を書き連ねようかと・・・(´・ω・`)
就職や転職を考えている人に、わずかでも参考になればと。
アニメの制作会社は主に下記のような組織で構成されています。
私はその中で管理部に所属しており、それ故にアニメの制作に直接関わってはいません。
大きな制作会社になると、この他に【商品開発部】だったり、【広報】【ライセンス管理】【海外担当】なんかがある会社もありますが、なかなか有名で大きな会社でないと、部門としては存在しなかったりします。
部門がなかったとしても仕事としては存在するため、その場合は制作の人であったり、管理部門の人が兼任してたりします。
またそういうのは普通の会社でもよくあることですね!
では普通の会社と違うところは・・・?
まず第一に出社時間が変わっています。
これは私が一般企業から転職してきて、まずびっくりしたところ。
(実際びっくりした点は山程ありますが・・・w)
制作やクリエーターの方々は基本的に12時以降出社、
管理部の人は10時出社がオーソドックスなアニメ会社では無いでしょうか。
まず管理部は10時出社ではありますが、それもキッチリ10時には席に付いて、
仕事スタートというわけでもなかったりしますw
私は現在アニメ制作会社2社目ですが、どちらも10時に管理部の人間が全員出社していることはありません。。。
10時半までには大体揃ってはいますが、そのへんはとてもルーズな組織です。
これを経験すると、一般企業に戻る際、リハビリが必要かもしれませんね。
私自身は、一般企業に勤めていた時期、始業5分前に出社してよく怒られたものですが、今の会社ですと、始業5分前出社は模範社員と言えるかもしれません。
制作やクリエーターの人たちも例外ではなく、彼らは基本的に作品のスケジュールに応じて出社してきます。
制作であれば打ち合わせ等で早めに出社してきたり、作品制作が落ち着いているときは15時に出てくることも珍しく有りません。
そしてクリエーターはもっと曖昧です。
朝の5時から仕事している健康的?な人もいれば、夜20時頃出社してくる人だっています。
アニメの制作会社は基本的に24時間365日誰かしら人がいる環境です。
まあこういった環境のせいで、残業代とかで揉めたり、過労働が問題になったりするんでしょうけど・・・(´・ω・`)恐ろしい
初記事です!
始めまして、ブログ投稿主でございます。
プロフィール欄等を見ていただいた方はなんとなくおわかりかと思いますが、
私はアニメの制作会社に勤務しているサラリーマンでございます。
制作会社勤務と言っても、作品を作っているのではなく、
組織の管理部門の方に所属しております。
ですのでアニメの詳しい製作工程に関しては、素人に毛が生えた程度にしか把握しておりません。
もしかしたら読者の方のほうが遥かにお詳しいかも・・・
とは言いつつも、アニメの制作会社は通常の会社とは結構違う点がございます。
あまり会社らしくなかったり・・・w
ですので、そういったちょっと変わった点とかを、内部の目線からお伝えできればと思っております!そういうブログです!!
もちろん守秘義務は絶対ですので、秘密は漏らしませんよ!!
それやっちゃうとマジで首になっちゃうので!
それではご興味のある方は、今後の購読の方、よろしくお願い致します。